女医のときどきブルーな日々

ときどき下を向いてしまう30代女医のつぶやき。「コーチング」「着物」「育児」などなど。

働いて育てて生きるには根性がいる

こんにちは。

コーチングプレイス認定コーチのあおです。

 

先月からkindle unlimitedを契約しました。

思った以上にたくさんの本が読めるので、楽しみながら読んでいます。

 

先日読んだ『ニブンノイクジ』。

公私ともにパートナーである漫画家ユニット「うめ」さんが描く、育児の日常が描かれています。

 

 

この中で「ふんばり」という、とても印象的なお話がありました。

夫婦で漫画家ユニットのお二人。

娘さんはまだ2歳で、保育園に行っているものの、風邪を引いたら自宅保育。そうなると、必然的に二人の仕事は中断されます。

 

このままでは仕事が間に合わない「原稿落ちるかも」って編集部に言っておこうという夫さんに対し、妻さんは「寝なきゃ間に合う」「間に合う範囲で書く」と答えます。

 

「イヤなんだよね。育児の正しさに負ける感じが」

「育児ってどこまでも正義じゃん」

「だからどこかで自分で踏ん張らないと、そのうちなんにも描けなくなって、いつかそれを子供のせいにすると思う」

    ——『ニブンノイクジ(2)』

 

妻さんの言葉に、タブレットを持ちながら「わかるーーー!!!」となりました。

 

育児って、正しいんです。

とても尊くて、大切。お金にはならないかもしれないけれど、育児や家事などの「ケア」は人が生きて社会が存続するためにはとても大切なことです。

けれど同時に、それだけの自分ではいたくない、と思ってしまうんですよね。

 

復帰したとき「無理しなくていいよ」「お母さんの代わりはいないんだから」と、職場の方からたくさん言っていただきました。

それは本当に有り難かったし、実際に今も迷惑をかけている申し訳なさもあるのですが、同時に、ここで無理をしなかったら、自分が働けないことの理由を子どもに押し付けてしまうんじゃないかとという怖さを感じていました。

 

いつか子どもが大きくなった時「あの時あなたを育てていたから、お母さんは思うような仕事ができなかった」とは言いたくない。

だから無理矢理にでも、ギリギリのところで踏ん張って仕事を続けたい。そのためにできることをする。体力も気力もギリギリだけど、根性で頑張りたい。

 

育休復帰してからもうすぐ丸3年が経ちますが、妻さんの言葉に、自分が今まで頑張ってきた理由はこれだったんだなと、腑に落ちました。

 

 

根性だけでは続かないこともわかっているんですが

それでも根性で乗り切りたい、乗り越えたいと思う時もあるんですよね。

 

 

 

 

 

 

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