女医のときどきブルーな日々

ときどき下を向いてしまう30代女医のつぶやき。「コーチング」「着物」「育児」などなど。

歳を取ると「人」に対するコストがかかる

こんにちは。

コーチングプレイス認定コーチのあおです。

 

 

先日、郵便局に行きました。

そのとき、偶然にも「もしかして詐欺では?」と思う現場に遭遇しました。

 

窓口にいたのは一人の高齢男性と局員さん。

「金時計が当選したというハガキが届いたのでお金を振り込みたい」という男性に対し、局員さんが「ハガキは手元にあるのか」「応募した記憶はあるのか」などと質問されていました。

数分ほど話し込んだあと、最終的に「詐欺かもしれないから」と局員さんが窓口の奥へ。

私はそこで郵便局を出たのですが、やり取りを見ながら色々と考えてしまいました。

 

もしあの男性がATMやネットバンキングを使えていたら、誰にも止められず、金時計が届くはずと信じてお金を振り込んでいたと思います。詐欺ではないかと警察に通報することもなかったでしょう。

男性が無人のシステムに疎くて、窓口でしか振込できなかったのは不幸中の幸だったのかもしれません。

 

窓口での振り込みは手数料がかかります。私もネットバンキングがメインで、めったに郵便局や銀行の窓口は利用しません。

でも自分が歳をとって、加齢による認知力や身体機能の低下を来した時、さまざまな場面で「人」にお願いすることが圧倒的に増えるはず。そしてそれには当然ながらコストがかかります。

 

「詐欺を食い止める役割」として考えると、高いなと感じてしまう窓口の手数料も納得できます。機械やシステムではすり抜けてしまうような「ちょっとした違和感」を持てるのは、人対人のコミュニケーションならでは。

 

今の私はは「できることは自分で」の精神で節約したり支出を減らしたりしています。けれど歳をとるにつれて自分にできないことは増えていくはず。できるだけ新しいものに馴染んでいきたい、学んでいきたいとは思っていますが、ある日突然、現代社会から取り残される日が来るはずです。

そのときのために、「誰かにやってもらえるように」お金を用意したり、無形資産を築いたり、環境を整えていく必要があるんだろうと考えてしまいました。

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