こんなんでええんですよ
こんにちは。
コーチングプレイス認定コーチのあおです。
思い立って、昨年秋からお弁当生活を始めました。
かれこれ2、3ヶ月。メニューは決まっていて、ご飯とおかず、トマトの浅漬けが定番。おかずは家事代行さんの作り置きだったり、私がホットクックで作ったものだったり。
先日、うっかりとご飯を炊き忘れてしまいました。
早炊きも間に合わないし、パックご飯はあるけれど非常用に取っておきたい。職場にコンビニがあるので別にお弁当がなくても構わないのですが、前日に作った大量の肉じゃがを消費したい。
あれこれ考えながら冷凍庫をあさっていると、奥底からいつ買ったのかわからない冷凍の焼きおにぎりが出てきたので、これだこれとお弁当箱に詰めました。
肉じゃがと焼きおにぎり。茶色ばっかりの無骨なお弁当です。
まあでも、”日常の食事”ってこういうもんだよなーと妙に納得していました。
以前から料理研究家の土井善晴先生が好きで、料理を作っている姿だけでなく、お話しされる言葉が平素だけど深いなーと感じながら拝見しています。
土井先生ファンの方は、頭の中に「イマジナリー土井先生」がいると言われてますが、多分に漏れず私もその一人。まっ茶色のお弁当を頬張りながら「家庭料理なんですから。こんなんでええんです」とイマジナリー土井先生が降臨していました。
著書もおすすめ。料理の本じゃなくて、しみじみと読みたい、生き方の本。ご自身も「ちょっと哲学的な話もしてしまいました」と書かれているように、料理研究家だけれど料理一辺倒ではない土井先生の魅力が溢れていました。
日々を生きるのは、美しいけれど大変なこと。
家庭料理なので。無理せず、踏ん張って今日もお弁当を作っています。