女医のときどきブルーな日々

ときどき下を向いてしまう30代女医のつぶやき。「コーチング」「着物」「育児」などなど。

解決策を見つけるコツ。

こんにちは。

コーチングプレイス認定コーチのあおです。

 

NHKの「リフォーマーズの杖」という番組の中で、杉並区のまちづくりが紹介されていました。

そのポイントは「悪いこと」ではなく「あってよかったこと」「してもらって嬉しかったこと」を募集し、一般に公表するというもの。

 

どうしてそんなふうにしたかというと

「悪いことを探すと課題が見つかる。でも、よかったことを探せば、それがそのまま解決策になる」から

 

なるほどなあ、と思いました。

 

自己啓発本とかに「できたことを書いて自己肯定感を上げましょう」とか「three good things(寝る前にその日にあった良いことを3つ書く)」出てくるじゃないですか。

その時はふむふむと思うんですが、あまり長続きしないんですよね。

「自己肯定感を上げるためにやってるんだ」と気づいて冷めてしまって。

 

けれど、そういったことも

「自分が抱える問題にうまく対処できた時のやり方を記録する」

というふうに考えると、少し捉え方も違ってきます。

 

 

話は変わって。

4月からペインクリニックで勉強をしているのですが、よく患者さんに「少しでも痛みが良くなった瞬間、痛みが少なくなった薬を見つけていきましょう」ということをお話ししています。

特に慢性的に続く痛みの場合、ある薬を飲んだら全部良くなった!みたいなことは少ないです。もちろん、薬物治療が良く効く方もおられますが、効きにくい方もおられます。そういう方は、ほんの少しでも「痛みが良くなる瞬間」はなにか、ということを一緒に探していきます。

 

お風呂に入ったらいいのかとか。

季節が暖かくなったらいいのかとか。

この薬だと、飲んで1時間くらいは効いた気がするとか。

 

そういうちょっとした「良くなった瞬間」を探して、その方に合った治療法を探していきます。

 

 

なので、杉並区の取り組みが、慢性痛との付き合い方にも通じるものがあるなと感じました。

 

 

ほら、油断したら、人間って文句ばっかりいっぱいでてくるじゃないですか(笑)

どうしても言いたくてしょうがない時もあるし、言わないといけない時もあるけれど、それと同時に「これがあって助かったな」とか「これは大事にしたいな」と思うものも、見つけ出していく習慣があるといいな、と思いました。


 

 

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コーチングセッションについて
・オンラインセッション(約50分)
・日時:金・土・日曜日、21:00以降
・料金:3回セッション9,000円(1回のみは3,500円)

現在はご予約で枠がいっぱいですが、順次ご案内させていただきます。

 

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