女医のときどきブルーな日々

ときどき下を向いてしまう30代女医のつぶやき。「コーチング」「着物」「育児」などなど。

自分のために頑張れない

努力が苦手。
そう感じる人は少なくないかもしれません。
私もその一人です。

 

世の中には

「自分のために努力できる人」
「誰かのためじゃないと努力できない人」

の2種類の人がいます。

 

私はずっと、「自分のために努力できる人」を羨ましく思っていました。
黙々と目的に向かって努力できるのは、とてもカッコいいな、と。
私にはとても出来ないことだな、と。

 

けれどふと、疑問が浮かびました。

「誰かのために努力することは、間違っているだろうか?」

 

そんなことはないでしょう。
誰かのために、誰かを思ってする努力にも、意味があります。
それによって成し遂げられたことも、たくさんあります。

 

でも、どうして
「自分の目標に向かって努力できない自分」
に劣等感を抱くんだろう?

 

自分に甘いから?
決めたことを続けられないから?
目標にまっすぐ向かっていけないから?

 

ずっと

「自分のための努力」>「他人のための努力」

だと思っていました。

 

自分のために頑張れる人は偉い。
他人のために頑張る人は、ちょっと意志が弱い。

 

けれど、そうではなくて。

どちらがいいとか、優れているわけではなく
「どっちの努力が得意か」だけなのかもしれません。

 

努力の方向性にも向き不向きがある。
自分に向かうか他人に向かうか。
どちらがより頑張れるかの違い。

 

「カムカムエブリバディ」という朝ドラがありました。
ヒロインの「ひなた」は、懸命に英語を勉強します。
子どもの頃に、一度は挫折した英語をがんばれたのは

「英語で日本映画を救いたい」
「お母さんのお母さんを見つけたい」

という「誰かのために」という思いがありました。

 

『GIVE & TAKE〜「与える人」こそ成功する時代 〜』では
「他者志向」かつ「自分を元気にする」GIVEが重要とされています。

 

おそらく私は
「誰かのために何かを成し遂げたい」
と考える方がしっくりくるし、頑張れます。

 

そんな自分を「弱い」と捉えていましたが
単純に、向き・不向きの話なのかもしれません。

目標に向かって淡々と努力できないと自分を卑下するのではなく
自分に向いている考え方で努力をして、目標を達成できたらいい。

 

「自分のために頑張れない」けど
「誰かのために頑張れる」でもいいんじゃないかと思います。

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